QMA二つの時空石はプレイ時間28時間程でエンディングには到達しましたが、それで解禁されたのは前作でも今作もキーパーソンだったライラとクロニカ。今作から登場のセラとケイオスは不確定ながらエンディング後に解放される無限迷宮を途中で帰還せずに10周以上、すなわち最低50匹(1周で5匹のモンスターと戦う)のモンスターと連戦して勝ち抜けば使用可能になるとのこと。
それなら検証も兼ねてと、ライラで新規データを作り(ライラorクロニカでゲームを始めるとエンディングの後日談のような状況になり、最初から全ての要素が解放されている)、無限迷宮に潜りました。顔無しのモブ生徒の仲間は全セーブデータで共有なので、最初から賢者な仲間も１人居たりしますが、所詮はコンピュータなので頼れる仲間とは言い難い状態です。
5周目の途中で仲間は全員脱落し、あとは一人旅。HP300のモンスターなら普通に正解を積み重ねれば2ターンで倒せますが、各周回のボスのHPは1500。攻撃力もそこそこ高く、30～40ダメージぐらい喰らうので、最低でも毎ターンそれ以上の点数を取らないと脱落です。順調に点数を積み重ねても8～9ターンはかかるので、前座の4匹と合わせて50分～1時間は1周にかかります(^_^;。問題の難易度は全体的に低めなものの、凡ミスやたまにくるグロ問祭りなどでいつでも死ねるという何とも無駄に緊張感タップリの探索。
で、約8時間におよぶ激闘の末、50匹連続討伐に成功。普通にやるなら、出題中以外ならDSの蓋を閉じればスリープできるので、適宜休憩を挟んで戦うと良いでしょう。獲得マジカ1200とか、獲得魔法石400個とかはこれだけ見ると爽快ですが、はっきり言って割に合いません(^_^;。途中で脱落した仲間も全員、大幅に成長しましたが、結局はそれだけやったということですからね(^_^;。ファンタシースターZEROのエターナルタワーも相当うんざりしましたが、セラとケイオスの解禁方法が万一これだけだとすると、心折れる人続出かと...。後日Wi-Fiの方で解禁フラグが配信されるという噂もありますが、現時点ではあくまで噂レベルですし。
なお、これで解禁しても、アカデミーにセラとケイオスが登場するのは解禁したセーブデータのみで、セラかケイオスで始めた場合を除いて他のセーブデータには出現しないようなので、いろんな意味で注意が必要です。まぁ、メダルコンプリートだけなら出現したデータで集めるなり、セラかケイオスで始めて階級を上げれば手に入るので特に問題は無いのですが。
順番が前後している気がしますが、ゲームとしての評価は前作の欠点をほぼ解消した感じで非常に良いと思います。一人で遊ぶ要素も（無限迷宮を何十周もしようと思わなければ）実力テスト・検定試験・ダンジョンと十分に詰まっていますし、数字の１とアルファベットのＩ・カタカナのツとッが区別しづらいといった問題は数字と小文字を赤字にすることによって補っています。
前作で散見された致命的なバグも現時点では発見されておらず(細かい問題はやはり何点か見つかったようですが)、購入後にバグで悩まされるということは無いかと思います。
現時点で問題かなと思えるのは、CG回収関係でしょうか。セーブデータがアカデミーモードとクイックモードで共通化されたこと自体はプラスなのですが、優勝絵や昇格絵が全て新規と思うと集めたくなるのが人情ってもので、セーブデータ3個では全然足りないというのが正直なところです。ダンジョンで他生徒を昇格させてもCGは見られないようですし、1個捨てデータを決めて作って回収→消して次の繰り返しなんてのは正直やりたくないんですが...(^_^;。前作にあったマロン先生の変身コンパクトがあれば大分楽になるのですが、今のところ存在は確認されていませんし...。
言い換えれば、その位しか問題らしい問題が出てこないので、様子見をしている方に対して、個人的には買いだと思います。
