ググれば結構あちこちで見かけることができるe-AMUSEMENT PASSの改造(個人的には痛パスと呼んでいますが)ですが、エントリーのネタがQMA戦績ばかりなので、ネタ追加の意味も兼ねて書いてみたり(^_^;。不明点等ありましたら、コメントの方に書いていただければ、分かる範囲で答えたいと思います。
<注意>
e-AMUSEMENT PASSの改造は自己責任でお願いします。改造の結果、e-AMUSEMENT PASSが破損したり、ゲーム機に詰まらせて出入り禁止になったり、修理代金等を請求されても、一切責任は持てません。
1.e-PASSに貼り付ける画像を作る
自分の使い慣れたツールで作って構いませんが、印刷のサイズが指定できるツールであることは必須です。印刷サイズはe-PASSに貼り付け、切り取る事を考えて少し余裕を持って作りましょう。また、印刷やカードへの貼り付け失敗も考慮して1枚のシートに複数印刷しておくと何かと便利です。
印刷媒体は、好みは勿論、プリンタとの兼ね合いもありますが、私はエーワンの手作りステッカーを使用しています。ラベルとフィルムを合わせて0.22mmとやや厚めですが、保護フィルムのおかげで耐久性が非常に高いのが大きな利点です。また、光沢があるのも欠点といえば欠点でしょうか。つや無しステッカーの方がニッチなのは分かっていますが(^_^;
なお、しばらくプリンタを使っていない場合、試し刷りをしてからシールの方に印刷することをお勧めします。綺麗に出なくて、1枚無駄にしたことがありますので(^_^;;;;
2.e-PASSを削る
紙ヤスリ(またはハンドサンダーやサンドブロック)でe-PASSの表面をひたすら削ります。この際、デジタルノギスがあると厚みが分かりやすいので便利です。カードという小さいものなので、なかなか難しいですが、なるべく均等に削りましょう。ヤスリの荒さは私は#80→#120→#240か#400で仕上げでやっていますが、下地にも気を遣いたい場合は#100→#200→#600~#1000ぐらいでもいいかもしれません(あんまり細かすぎると時間がかかるので、その辺とも相談で)。
とりあえず表面を剥がした状態。薄いステッカーならこれでもいいのですが、厚いステッカーだとまだ削り足りない感じです。徐々にヤスリの目を細かくして仕上げていきます。デジタルノギスがあれば厚さのチェックは問題ありませんが、無い場合は無改造のパスと並べて比較するといいでしょう。
なお、この行程が終わった段階でカードの動作確認をしておくと良いでしょう。
注意点として、削りすぎるとカードの左上に黒い何かが見えるようになります(中央を削りすぎても黒い十字が見えます)。これがe-PASSの機能を司るICなので、これを削ってしまうとe-PASSを壊してしまいます。理想としてはこのICがうっすらと見えるぐらいまで削るといいでしょう(勿論、露出させたら×)。
3.ステッカーの仕上げ
印刷したステッカーのツヤを消します。保護フィルムを貼った状態で、上から目の細かい紙ヤスリで削りましょう。目安としては#1000から#1500ぐらいがいいでしょう。#2000でもいけますが、少し根気が要ります。#4000の研磨フィルムだと細かすぎてダメでした(^_^;。ツヤありの方が好きだという場合はこの行程を飛ばしても構いませんが、カードが詰まりやすくなるので、その点は気をつけてください(十分に削れていれば大丈夫だとは思いますが)。
4.ステッカーの貼り付けと仕上げ
作成したステッカーをe-PASSに貼り付けます。はみ出た分はカッターなどで切ってください。カードに傷を付けないのが理想ですが、少しぐらいカードを切ってしまっても使用には差し支えないので、それほどビクビクする必要もありません。
これで完成です。手先の不器用な私でも、ほぼ失敗無しでできているので、大抵の人は慣れれば簡単かと思います(^_^;。絵心があれば、軽く削り、そこに絵を描いて保護フィルムだけ貼るというのも面白そうではありますね。…勿論、私にはできませんが。